[今日の三宅しんご]
私たちは、鎖国をしていた江戸時代に住んでいるわけではない。グローバル経済はヒト・モノ・カネが居心地のいいところを求めて流れること。稼ぐ主体である企業が国を選ぶということです。そうしたなかでの立地競争を考えれば、日本も法人実効税率を引き下げないと他国がどんどん引き下げている以上、このままでは日本は「じり貧」になる。税率は引き下げざるを得ない。
しかし、財政再建も必要である。私は、巨額の財政赤字を抱える日本において、法人課税改革にあたってのもっとも重要なポイントは中長期のトータルの税収の極大化策。単年度の法人税収の中立ではない。法人税、所得税、消費税といった税の総収入が中長期のスパンで最大となり、財政赤字がこれ以上、肥大化しないような法人税制改革が必要だと考えている。
私たちは、座して死を待つか、「変わる日本」のために英知を結集して打って出るかの選択に迫られている。
【麻生財務大臣への質問@本日の参議院金融財政委員会】