三宅しんご

香川県 参議院
選挙区 第二支部長
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自民党

活動報告

4月7日 視察と大使館レセプション

 [今日の三宅しんご]


高速増殖炉「もんじゅ」を視察
日本海に突き出る敦賀半島。車を北へ走らせると長いトンネルが待ち受ける。出口に近づくにつれ、若狭湾にふりそそぐ春の光が目に飛び込んでくる。
高速増殖炉「もんじゅ」はトンネルを抜けた、桜咲く、まさに春の日差しのなかにあった。
もんじゅは実験段階にある原子力発電施設。プルトニウムが核分裂し燃える際の高熱を使って、液化したナトリウムを媒介にして水蒸気を作り、タービンを回し発電する。ナトリウムは摂氏100~880度では液体。もんじゅは発電していないものの、今も約1500㌧のナトリウムを循環させている。
ウラン燃料の通常の原発より、高速増殖炉は燃料資源の心配が少ないことなどから、期待されてきた。ロシア、中国、インドでも開発が進められているという。
日本の「もんじゅ」は95年に初発電に成功したものの、数ヵ月後にナトリウム漏れの事故を起こした。福島第1原発事故による安全基準の見直しもあって停止したままで、再稼働の時期は今も不透明だ。
これまでに国がもんじゅに使ったお金は累計約1兆円。アイドリング状態を維持するための電気代約11億円を含め年間約210億円を投じている。
夢のエネルギー源なのか、国費の壮大な無駄使いなのか? まずは見てみないと、ということで同僚議員と本日、視察した。
施設概要、過去の事故の状況などの説明を受けた後、ナトリウムの燃焼実験を見た。
それからは撮影禁止に。何度もセキュリティ・ゲートをくぐり、白衣にヘルメットをかぶり、線量計を身につけた。
建屋5階の中央コントロール室をのぞいた。その後、液化したナトリウムで満たされた原子炉の真上に向かった。部屋の広さは直径50メートル。巨大なモスクのなかに入った感じだ。
天上からはコンテナ港にあるような巨大なクレーンがぶら下がり、フロアの中心部にはポッカリ大きな穴が。保守のため、110㌧の原子炉容器の蓋を外していたためだ。穴の下に見えるのは燃料制御棒の駆動装置だという。
3時間半の視察はあっという間。多くの疑問を残したまま、同じ長いトンネルを通って敦賀駅に。




ヴァシレフ駐日ブルガリア大使と。大使公邸の前庭には素晴らしい桜の巨木がありました。音楽も素晴らしく、素敵なお花見会です。


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