[イベント]
12月14日、私が事務局長を務める「ラグジュアリー観光等の振興を通じ、我が国経済と文化の発展等を目指す議員連盟」(河野太郎会長)の総会を開催。残念ながら私自身は、防衛大臣政務官の急な公務のため、出席がかなわず、代わって朝日健太郎事務局長代行に司会を担当していただきました。
今回は、先日都内で開業した麻布台ヒルズの開発担当も務める森ビル株式会社の御厨宏靖常務執行役員に御登壇をお願いし、都市空間開発への取り組みについて御講演いただきました。
麻布台ヒルズのコンセプトは「Modern Urban Village」。
これを支える2つの柱は「Green」&「Wellness」。緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街を目指しているとのことでした。
麻布台ヒルズの主な特徴として、全体で24,000㎡もの緑地を整備していること。
また、再生可能エネルギーの電力を100%供給するなど環境に大きく配慮していることです。
さらに、オフィス、レジデンス、商業施設の他に、デジタルアートミュージアムやギャラリーなどの文化・芸術施設、インターナショナルスクール、慶應義塾大学予防医療センターなども整備され、まさに一つの街(コンパクトシティ)が形成されています。
御厨氏からは、議連に対してラグジュアリー層の誘致に向けて、以下の点を御提言いただきました。
1.東京におけるIR整備の促進
2.民間文化施設の設置や維持発展に対する支援
3.特定遊興飲食店の設置促進に向けた措置
いずれもとても非常に重要な指摘であり、議連としても引き続き議論してまいります。
続いて、観光庁より、先日成立した令和5年度補正予算及び令和6年度予算概算要求における観光政策についてご説明。
コロナ禍により激減したインバウンドも順調に回復傾向にあり、訪日外国人旅行消費額5兆円の目標達成のため、特に地方への誘客を促進する政策を多く打ち出しています。
また、観光客誘致と表裏一体の課題であるオーバーツーリズム対策にも補正予算で約300億円を計上。
特に私が注目しているのが、那覇空港と新千歳空港で供用開始したビジネスジェット専用動線です。
超富裕層が重視するのは、快適な移動と無駄な時間が無いことです。
ただ、まだあまり認知が進んでいないようにも思えるので、PRをしっかりしていただきたいと思います。