本日下記、三宅しんごメールマガジン第59号を発行しました。
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自民党は年内に党の改憲案をまとめる方針です。
今月12日、私は党の憲法改正推進本部の会議に参加し、
次のように発言しました。
「憲法9条の政府解釈を1ミリも動かさない、自衛隊が
憲法違反だとの批判を受けないようにする――これらが
前提の改正であるなら、下記のような3項案が考えられる。」
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を
誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は
武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に
これを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
3 「国の平和と安全を維持し、その存立を全うする
ために必要な自衛のための組織を置く。」
「この3項の私案は砂川事件・最高裁大法廷判決の表現を
ベースにしたものです。」
――わが国が、自国の平和と安全とを維持しその存立を
全うするために必要な自衛のための措置を執り得ることは、
国家固有の権能の行使であつて、憲法は何らこれを禁止
するものではない(昭和34年12月6日・大法廷判決)――
その後、旧知の法律家から下記の提案をいただきました。
3 「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、
我が国を防衛することを主たる
任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる組織と
して、自衛隊を置く。」
彼の案は自衛隊法第3条「自衛隊は、我が国の平和と
独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを
主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる
ものとする」をベースにしたものです。
私が議員になる前のことですが、5年前に自民党がまとめた
憲法改正草案では次の規定を提案しています。
「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、
内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。」
憲法改正を発議するのは国会ですが、その案を採用するか
どうかは主権者の皆さまが投票で決します。
21世紀にふさわしい、憲法における安全保障の在り方を国民
一人一人が真剣に考えることが憲法論議を深めることになります。
皆さまはどのような改正を望まれますか?
それとも改憲は不要とお考えでしょうか。
三宅しんごメールマガジン第59号 (2017.6.20)
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