[今日の三宅しんご]
6月5日 三宅伸吾君と共に日本を元気にする会 ご報告
【猪と狸】
◆ 皆さん、こんばんは。
本日はお忙しい中、大勢の方にお集まりいただき、本当にありがとうございます。
今から2年前、26年間勤めた新聞社を断腸の思いでやめました。ただ、後悔はしておりません。輝く日本を取り戻す戦いに政治家として日々、挑戦できるからです。
様々なことに取り組んでおりますが、1つだけご紹介申しあげます。猪と狸の話です。
香川県を含め、日本の田舎は、今、農作物を食い荒らす、猿や鹿、イノシシなどに手を焼いております。一方、東京の永田町。私の周りでは法人税率の引き下げを巡って、「狸論争」が持ち上がっています。
私は法人の所得に対する税率をせめて10%ぐらい引き下げるべきだと主張しています。
一方で、財政が厳しいので、税率を引き下げるのなら、代わりの財源、代替財源を法人関係で見つけろ、それも一時的なものではなく「恒久的な代替財源」を探せという話が出てきております。
私は、「恒久的な財源」は、「元気な経済」だと考えています。元気な経済なくして財政再建なし、です。
こんなことを申し上げますと、「経済成長による増収を当てにするのは、取らぬ狸の皮算用だ」と批判されます。むかし、狸の皮は防寒着などのために高く売れたそうです。取らぬ狸の皮算用。一瞬、なるほどと思いますが、みなさん、いかがでしょうか?
「経済成長による増収を当てにするのは、取らぬ狸の皮算用だ」という学説には実はこんな前提があります。
第一が経済成長させるという確固たる意志がないか、できっこないと諦めている。
第二が税率を引き下げなくても、いい皮になる、つまり、いっぱい稼いで納税してくれる狸、企業が日本にずっといてくれる、ということです。
私は、こうした前提が間違っていると考えます。
企業に高い税率、重いセメント袋を背負わせておいて、ドンドン稼げというのは無理な注文です。元気な経済なくして財政再建なしであり、党内の仲間とともに頑張ってまいります。この狸論争、負けるわけには参りません。
本日は本当にご参加いただきありがとうございます。皆様のご支援を力に、さらに精進を重ねることをお誓いするとともに、皆さまのますますのご健勝、ご多幸をお祈りし御礼のご挨拶と致します。本当に有難うございました。◆
「三宅伸吾君と共に日本を元気にする会」を都内のホテルで開いていただきました。豪雨にもかかわらず、400人近い方にお集まりいただいた感激を胸に、上記のような趣旨の謝辞を述べました。
司会は中川俊直先生。菅官房長官、高村副総裁、石破幹事長、甘利大臣、高市政調会長、溝手参院会長、脇参院幹事長、山東・元参院副議長、平井香川県連会長、三木谷楽天社長のご挨拶に続き、山本・元金融担当大臣の御発声で乾杯。久保利弁護士より中締めのご挨拶を賜りました。また、地元からは平木県連幹事長がご参加。 — 友達: 平井卓也さん、他7人 (写真14枚)